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【過去記事】STIHL チェンソー MS260-1 燃料吸い込み過ぎてエンジン吹けない修理完了

プラウ長岡店の柳です。

STIHL MS260-1エンジンかかるけど吹け上がりが悪い、プラグがかぶる。マフラーから燃料が漏れる症状で修理入庫しました。

マフラーを外してシリンダー内壁点検すると、IN側に軽い縦キズがありましたがまだイケます。

エアークリーナーを外すとオーバーフローした燃料が漏れています。キャブレターが原因かと思いましたが、

キャブレターオーバーフローする原因は3つあります。

1、インレットニードル(バルブ)が摩耗している。

2、インレットニードルの異物嚙みこみしている。

3、インレットコントロールレバーの高さ調整不良により燃料供給過多

拡大した写真の通り異常なし。

正解は、↓

タンクベントが故障していました。

タンクベントの機能は

1、燃料タンク内が大気圧になるように圧力調整をする。

2、燃料を満タン給油して作業を続けると燃料が減りタンク内が負圧になってキャブレターへ燃料が行かなくなりエンストするのを防ぐためにタンクへ大気導入する。

3、エンジンからの熱や外気温度上昇でタンク内圧が上がる、ガソリンが揮発するとタンク内部が加圧されるので大気圧にするために余分な圧力を逃がすが揮発したガソリンは大気汚染するので逃がさない。

 

タンクベント交換、キャブレター調整して

エンジン絶好調です。14,000rpmまで回るエンジンになりました。

今回の故障原因はタンクベント故障して燃料タンク内圧が高くなって燃料供給過多になったでした。

 

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