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【過去記事】STIHL チェンソー 011AVエンジンかからない修理完了Ⅱ

プラウ長岡店の柳です。

「プラウのブログを見た!」という北海道函館市のお客様からの修理依頼です。

STIHL011AVです。

リコイルスターターのリターンスプリングが折れてエンジン始動不能です。

昭和60年10月製造、34年くらい前のチェーンソーです。

まず故障診断して不具合個所を見つけます。

お客様御用命のスターターを外してスプリングを点検します。

リターンスプリングが折れてロープが戻りません。

マフラーを外してシリンダー内壁、ピストン点検します。

非常に綺麗なシリンダーです。ピストンもキレイでした。

ジャンク品STIHL011AVをヤフオクで購入。

スタータASSYを付け替えてエンジンに直接燃料を入れてテストするとエンジン始動しました。

1、点火系統は正常です。

メーカー部品供給終了しているから修理不能ではありません。

中古部品があれば修理できます。

ありとあらゆる手を使って修理します。

これがSTIHLチェーンソー修理の真骨頂です。

燃料タンク内部です。

燃料ホースが切れています。タンク内部はキレイな状態です。

燃料ホースは劣化してボロボロです。

それでもホース交換すれば直りそうです。

圧縮圧力点検すると約9.8barあります。

十分な圧縮です。

キャブレターを外します。

スロットルワイヤーの取り付け位置を間違えないように写真を撮ります。サービスマニュアルがない機体は分解する前に必ず写真を撮ってから分解します。

機体クリーニングもしながら修理します。

STIHL011AVは何台も修理しているので慣れています。

非常に整備性が優れていると思います。

M-Tronicのような電子制御なし、シンプル設計で頑丈な構造です。

チェンブレーキ標準装備、灯油で洗浄してからグリスアップして取り付けます。

燃料ホース、ピックアップボディ交換します。

タンクベントはMS211C純正品を流用しました。

無理のないホース取り回しです。

燃料タンクパッキンのみ部品供給あり、チェンオイルキャップのパッキンは供給終了でした。

ついに完成しました。

ソーチェーン目立て、キャブレター調整をして修理完了です。

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