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【過去記事】STIHL チェンソー MS261C-M エンジン焼き付き修理完了

プラウ長岡店の柳です。

茨城県のお客様から修理依頼で送られてきたSTIHL  MS261C-Mです。まだピカピカです。

購入店でエンジン焼き付いていると診断されてから当店に修理見積りのため送られてきました。

当社(株)ホンダウォーク プラウ全店では他店で購入した製品でも修理、整備させていただきます。

マフラーを外してシリンダー内壁点検、ピストン点検すると、

やはり縦キズがあります。焼き付いています。

STIHL 純正2サイクルエンジンオイルを使用しているそうなので、焼き付きの原因は何でしょうか?

修理見積りをしてお客様からGO!サインいただきましたので、部品発注しました。STIHL はドイツのチェーンソーメーカーですが、部品供給がめちゃくちゃ早いです。日本国内に在庫があれば国産他社よりも早く入荷します。↑は排気側ピストンです。

シリンダーを外しました。こちらは吸気側ピストンです。

シリンダー内壁です。

新品ピストンを組みつけました。50.2㎤の排気量なのでほぼ原付バイクと同じ排気量です。

ピストントップには排気側に➡があります。専用工具を使ってピストンピン、Cリングをはめ込んでいきます。

ピックアップボディは定期的に交換しないと燃料系統の詰まりによってエンジン焼き付きの原因になります。

全てを組み立てて完成しました。

この機体を焼き付いた原因はおそらくこのソーチェーンの目立て不良の可能性が高いです。

ソーチェーンを横から見るとデプスゲージとカッターの高さの差が0.65㎜ありません。切れないと無意識的に押し付けてしまいエンジンに対して高負荷、高温になり、ガイドバーから煙が出ます。

カッターの刃がギザギザです。

斬れ味が鋭い刃は尖っていてソーチェーンは斬った後でも綺麗なままです。きちんと目立てされたチェーンソーは機体の自重で木を切りながら進んでいきます。

MS261C-MはM-Tronic搭載機種なので診断機MDG1で電気系統の点検をします。

稼働時間4時間14分45秒

エンジンマネジメント

アイドリング回転数設定44やや低いです。

フルフロットル設定55

診断結果は正常でした。

アイドリング設定値が低かったので初期設定のリセットします。

ECUの初期化中です。

校正後、アイドリング設定値57になりました。

 

最後目立てをしで修理完了です。

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