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【過去記事】 STIHL チェンソー 011AV修理完了

プラウ長岡店の柳です。

長野県で農園経営しているお客様から修理依頼で送られてきました。

STIHL011AVです。

始動確認するとすぐにエンジンかかります。吹け上がりもOKです。

ただ、最高回転数が11,000rpmしか回ってないです。

他も点検します。

STIHL011AVは前期型はリコイルスターターがオレンジで金属製です。

後期型は白でプラスチック製です。

エアークリーナーを外して気づいた所はタンクベントが付いていないことです。キャブレターの左側のホースのみです。

これでは機体を傾けると燃料が漏れます。

次にAV(アニュラーバッファ)防振ゴムが劣化してゴムと金属の接着面が割れています。

部品供給終了していると思ったら以外にもメーカー在庫ありました!

STIHL社凄いです。国産メーカーだったら残念ながら在庫ないですね。

チェンテンショナーのアジャスティングスクリュー(調整ねじ)が曲がっています。

この部品もMS200と部品番号が同じで在庫ありました。

スクリュー交換完了

STIHL011AV当時のクラッチやオイルポンプは現行機種では対応する部品がありません。

MS201のご先祖様のような存在が011AVです。

横置きエンジンで軽量、ハイパワーです。

燃料ホース、ピックアップボディ交換します。

旧型のピックアップボディはとてもシンプルなフィルターですね。

 

タンクベント、アニュラーバッファ(防振ゴム)を交換しました。

この機体は整備前点検でエンジン調子良かったのでキャブレター分解清掃はしませんでした。

お客様ご用命箇所のリコイルスターターのポール(爪)を修理します。

011AV純正のポール(オレンジ)は部品供給終了のため

MS200純正ポール(ブラック)を加工して取り付けました。

慎重にドリルで穴を広げる作業が難しかったです。

年式不明、少なくても25年前のチェーンソーですが

世界一のチェーンソーメーカーSTIHLです。

011AVにもチェンブレーキが標準装備されています。

カバーを外して清掃します。

スパークプラグを交換、エアークリーナー清掃して組み立てて完成しました。最後にキャブレター調整して最高回転数13,000rpmまで回るようになりました。

プラウ長岡店のFacebookで動画をご覧ください。

https://www.facebook.com/nagaoka.plow/

古くても修理して大事に使う。

STIHL製品は私にとって教科書のようなものです。

 

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