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【チェンソー】造園業者様よりの紹介修理 新ダイワE2025TS
今回は新ダイワのチェンソーE2025CSです。
柏崎市の造園業者様の紹介で入庫しました (ノ゚ο゚)ノ
症状は①エンジン吹けない ②リコイル滑る時ある
柏崎市内の購入店で整備したけど改善しないって事で小関が治す事になりました。
これ、結構凝った作りに驚かされます。
真面目に造ってますね。
ロックナットが脱落しない構造も面白い造り。
ナット座部分に溝加工をしてリング状の針金で固定って…
まずは状況確認の為、始動テスト Σ(゚д゚;)
ってすぐに異常を確認、全然吹けませんし始動性も悪いんですね。
排気ガスの臭いも異常、アレがおかしい時の臭いがします。
おまけに突然失速現象もありとても樹上作業はできません ヽ(;´Д`)ノ
って事で作業開始。
まずは排気ガスの臭い異常の確認~ と加速不良の重要参考人招致。
やはり駄目でした、スパークプラグギャップ。
測定の結果「0.25mm」明らかに狭くなってます、側方電極の角度も凄く変。
試しにプラグを交換したところ加速感は復旧、でも高速回転がダメダメです。
前に分解したメカさんがどんな事してるか不安なので詳細に点検します。
燃料配管のカバーが浮き上がってます(´_`。)
押すと強い弾力を感じます、プラスチックの反発じゃない手応えを。
やはり燃料配管の取り回しが間違っていてカバーで配管を潰してましたね。
赤い破線が正しいルート。
近道しちゃってます。
シリンダーの状態はマフラーを外して内部を確認。
シリンダー壁とピストンを確認です。
シリンダーはメッキに摩耗と傷がありますが何とか使用可能なレベル。
ピストンもギリ・セーフかな。
キャブはハンディーポンプでリークテスト、結果両行です。
が…、ここにも組付けミス。
吸気部のゴムダクトがきちんと取り付けてありません。
各部に分解した痕跡があり不安になります ( ̄□ ̄;)
スタータの滑りはもちろんココ。
ポールが摩耗しちゃってます。
もうダメダメですね、蓄力スプリングと一緒に交換が必用。
STIHLのMS150もそうですが「落としがけ」する人の機械はこうなりがちです。
優しく引く構造です、くれぐれも落としがけはやめましょうね。
エンジン回転不調はキャブレターの空燃比調整を行い問題無く回るようになりました。
リコイル部はパーツの入荷待ちとなりました。
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