REPAIRBLOG修理ブログ

今日はオイルポンプ整備が続きます　ヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉ

今日2台目はゼノアG3500EZ。

チェーンオイルが出ないと言う事でお持ち込みいただきました。

確認すると確かに出ません　(´＿｀｡)

早速診断。

まずはタンク～ホース間の気密点検です。

ハンディーポンプで加圧して1分放置しますが圧力低下は有りません。

ホースは問題ありませんね。

今度は負圧をかけて点検です。

タンク内のオイルを消費したときに外気を取り入れないとタンク内の圧力が低下してオイルを吸い出せなくなります。

なので、タンクには外気を取り入れるエアベントが取り付けれあります。

エアベントが詰まるとタンク内の圧力を大気圧に保てなくなりオイル供給に問題が発生します　(￣□￣；)

 

で、バキュームテストをすると「詰まってる」　(つД`)ノ

針がマイナス側に固定され下がってきません。

ベントにトラブルがあります。

真ん中辺の黄色いパイプに木ネジをねじ込んであるのがベント

パイプとネジ山の隙間から空気をタンク内に取り入れます　Σ(ﾟдﾟ;)

超原始的な発想、コスト削減策。

 

ネジ山部には色々詰まってます。

 

ベントを清掃してオイルポンプが正常になるか確認しましたがダメです。

ポンプが損傷してますね。

 

実はこの機体、どこぞでポンプを交換した事があるそうです。

装着されているポンプを見ると「848CA00640」が取り付けてあるので交換歴はたしかに本当ですね。

とは言ってもポンプはダメなので交換です。

 

今回の主原因はベントの詰まりだったようです。

それが原因でポンプに負担が掛ったんでしょう。

交換後は正常にオイルがでます（って言うかゼノア出すぎ！）　(−_−＃)

 

無事修理完了です。