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【チェンソー】STIHL MS150CE リコイル破損 実はこんな原因が・・・

プロ造園業者様よりの依頼品 ( ̄□ ̄;)

STIHL MS150CEです。

症状はリコイルユニット内部破損 Σ(゚д゚;)

この機体かなり使い込まれてます、比較的最近販売した物ですが…

やっぱりプロの過酷な現場のせいですね、疲れてます。

 

実はこの機体、最近リコイル内部のポストが破損したので交換しました。

でもしばらくして再発 (  ゚ ▽ ゚ 😉

こんな感じでバラバラに砕けました。

ん~ (−_−#)

原因究明をします。

クラッチの引きずり無し。

これ引きずってるとリコイルに負担がかかります。

マグネットローターも引っ掛かり無し。

 

残るはあそこですね ヽ(゜▽、゜)ノ

燃焼室」↑

シリンダーに入った混合気は上昇するピストンに圧縮され高圧力になります。

当然、圧縮比は高くなるとリコイルに大きな負担がかかります

 

圧縮比って変わるの?」って思うかもしれませんが、実は変わります Σ(゚д゚;)

 

このMS150も知らない間に高圧縮状態になってました

 

↑の写真はプラグを外して燃焼室を覗いた図

燃焼室にびっしり何かがこびり付いてます ヽ(;´Д`)ノ

 

実はコレ、「燃焼生成物」という燃えカスなんです。

それが鍾乳石の様に成長して燃焼室を狭くします、結果的に圧縮比が上昇。

低品質オイルや劣化燃焼を使用するとこうなります

 

今回はケミカル洗浄を行い燃焼生成物を溶かして除去しました。

3時間くらいの作業時間がかかります。

 

整備後は引き力がとても軽くなりスムーズに始動できるようになりました。

 

 

 

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