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新ダイワのエンジンカッター ECD757 修理です
柏崎の商社様よりの修理依頼です ヽ(゚◇゚ )ノ
新ダイワのエンジンカッターECD757
エンジン不調との事で弊社に入庫しました。
動作確認をすると下記症状です
①始動不能 初爆はありますが始動できません ヽ(;´Д`)ノ
②リコイル引くとカッターがゆるく回る Σ(゚д゚;)
③クランク回ると嫌な音「キツ~」が発生。
診断開始です ((((((ノ゚⊿゚)ノ
まずはスパークプラグを外してシリンダーのチェックです。
問題無し、スパークもOKです。
もちろん燃料とストレーナ、ホースも正常。
圧縮圧力も規定値を維持していて問題無し。
始動不能の原因はキャブですね (−_−#)
私の大嫌いなウォルブローHDAが搭載されてます…
これ、イヤです、ホントに、嫌い。
キャブレター単体テストで圧力検査NG、スローリークしてます。
ゲージがイヤらしい感じで降下します。
ファイバー素材のポンプダイヤフラムはお約束の「ノビノビ」 ヽ(`Д´)ノ
同じ部品を使っても再発確定なので修理にはこの部品を使います。
ハスクバーナ純正部品「H5440-02201」 ヽ(゚◇゚ )ノ
左が古い部品、2枚で一組になってます。
リードはゴム質、ポンプ部がファイバーの分離構造。
右の青いのがハスクバーナの部品、今時のプラスチックフィルムタイプです。
これで耐久性がアップします (ノ´▽`)ノ
キャブレターはこれでOKです。
次はリコイル引いてブレードが回る件 (´_`。)
多分原因はベアリングの給油をサボったと思うんで確認しましょう。
↑はクラッチ部の図
クランク軸中心に穴が開いていてここから定期的にオイルを注油する事になってます ヽ(゚◇゚ )ノ
これをしないと内部のベアリングが油切れを起こしてドラムが空転しなくなります。
最悪の場合ニードルベアリングが破損して砕けた部品でクラッチがロック Σ(゚д゚;)
見ると脂分ゼロ ヽ(`Д´)ノ
クラッチドラムを外した図
軸は中空になっていてベアリングインナーレースと接する部分の小さな穴とつながってます。
ここからベアリングに給油される仕掛け。
クラッチスプリングは問題無し、ニードルベアリングは油分無しの危険な状態でした。
キャブレターの異常は構造的な問題ですが、クラッチのトラブルはユーザーの管理不良が原因。
高額な機械なのでキチンとメンテナンスして長く使いたいですよね。
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