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【チェンソー】ゼノアG250のエンジン不調
ちょっと懐かしいゼノアの「スーパーこがる G250」 ヽ(゚◇゚ )ノ
エンジン不調で入庫しました。
カービングバーが装着されてるので聞いたら「そんなバーなんですか~?」との事。
チェーン調整がシビアなカービングバーを無意識に使いこなしていた様ですね (ノ´▽`)ノ
エンジン不調の診断を開始しようと燃料を注入すると「モレモレ」です。
トップカバーを外すと燃料配管にアクセスできます。
この機種、古くなるとホースグロメット(ホースと一体成型)から漏れます。
ってことで部品を交換します。
これが問題があった部品「PIPE ASSY」
交換後、エンジンを始動しますが調子が非常に悪いですね。
スパークとコンプレッションはOKって事でキャブを整備します。
エアエレメント回りはユーザーが清掃しているようで綺麗ですが油断はできません。
内部のプレフィルターは劣化してボロボロ ( ゚ ▽ ゚ 😉
エアエレメントを外すとメタリングカバー回りは御覧の通り。
カバーの穴も詰まってます ヽ(;´Д`)ノ
これでは正常な燃圧制御ができませんね。
分解前にエアダスターでキャブボディーを綺麗にします。
(カメラ用のエアダスターは圧力が高か過ぎず重宝します)
キャブレターを取り外しコンプレッションテスターで内部リークをチェック。
このキャブは問題ありません。
ダイヤフラムをチェックです。
茶色いポンプダイヤフラムが古い部品、黒いのが今回仕様した物。
写真では分かりにくいでづが伸び切ってます。
今回はキャブレターオーバーホールで症状が改善しました。
ファイバータイプのダイヤフラムはあっという間に伸びるんで嫌いです。
色々問題があって最近は採用されてませんね。
今回の整備費用は部品代込みで¥12,800(税別)となりました。
¥19,800(税別)でSTIHL MS170の新品が買える環境で微妙な整備費用ですが、思い入れのある機械は喜んで整備します。
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