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【過去記事】STIHL020 横向きに置くとチェンオイルが漏れる修理完了

プラウ長岡店の柳です。

STIHL020横向きに置くとチェンオイルが漏れるので修理持込いただきました。

現行機種MS201の旧型MS200のさらに旧型機種がこの020です。

20年くらい前のチェーンソーですがMS200と燃料タンクとチェンオイルタンク形状が違うくらいでMS200とほぼ同じです。

まずはどこからオイル漏れしているのか特定します。

チェンオイルを入れて横向きにするとタンクベントからオイルが漏れてきました。

タンクベントとはタンクの中が負圧にならないようにオイルが減ってきたら大気圧をかけるために外気導入するけど中からは何も排出しない機能を持つものです。

燃料タンクにもタンクベントが付いています。

クラッチを外してオイルポンプから漏れていないか点検します。

カバーを外すと大量の木屑が入っています。

 

 

STIHL020のタンクベントはMS200と同じ部品番号でした。

STIHLチェーンソーはモデルチェンジしてもすべての部品を変えるのではなく、一部だけ変えているので修理可能です。

長く使えるのがいいですね。

サービスマニュアルを見ながらタンクベントを交換します。

経年劣化で硬くなっていたオイルホースも交換します。

ホースもMS200と同じ部品番号です。

チェンオイルを入れて機体を横にして放置します。

タンクベント、オイルホースからオイルが漏れないのを確認、オイルポンプのウォームギヤは木屑の嚙み込みなく正常です。

ゼノア製チェーンソーはよくこのオイルポンプのウォームギヤが壊れます。

クラッチドラムはソーチェーンのドライブリンクが当たって摩耗しています。

チェーンを張ったのに使うと緩んでくる原因の一つにこのスプロケットの摩耗があります。

清掃、組立後に動作確認します。

エンジンはかかりが良く、吹け上がり良好です。

ガイドバーからチェンオイルが出るのを確認して修理完了です。

非常に軽くて扱いやすいSTIHL020です。

新しい機種をお探しの方はMS201C-Mをお勧めします。

軽いのにパワフルM-Tronic搭載でチョーク操作がなく始動が簡単です。

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