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【除雪機】ホンダハイブリッド除雪機 HSM1590i エンジン不調です
ハイブリッド機最上位機「HSM1590i」の修理が入庫 (ノ゚ο゚)ノ
エンジンの始動性が非常に悪く、始動後も不調 ( ̄□ ̄;)
早速診断ですね。
まずはコレを見なきゃ始まりません、「エンジンオイル」
整備の基本です、お預かり時は始動前に必ずチェック。
今回の機体は「量が異常、凄く多いよ」 ヽ(`Д´)ノ
ここで「入れ過ぎたんでしょっ」って言うのはメカニック失格 (`×´)
ちゃんとニオイを嗅ぎ、粘度を確認します。
このオイル、凄くガソリン臭くてサラサラです。
こんな時は「キャブレターが犯人」 Σ(゚д゚;)
「オーバーフロー」って症状が出ている証拠です。
よく見るとクローラーにシミが…
ガソリンですね。
キャブレターフロートチャンバー内のガソリン量を自動調整する部分に問題が起きるとガソリンがあふれてシリンダー内に流入します。
流入したガソリンはオイル室に流れ込み油面を上昇させるんです。
結果、オイルが増えた様に見えますが、ガソリンがオイルで希釈されているんです。
点検時、量が正常でも確認は必要です。
規定値より減少したオイルにガソリンが流入して規定量に見える事も有ります ( ̄□ ̄;)
マフラー出口もオーバーフローを裏付ける状態に…
エンジンカバーを外すとキャブレターから燃料がシミ出てます。
キャブレターを分解点検しましょう。
でも、エンジンの回転異常はオーバーフロー由来のフィーリングとはチョットちがいます、嫌な予感がします。
やはり、最悪の事態に… (´_`。)
HSM1590iはキャブレターの上にエンジンECUが載ってます。
オーバーフローで発生したガソリン蒸気が長期間ECUとステップモーターのある部屋に滞留して基盤のゴムコーティングをボロボロにしちゃうんです(T_T)
それにしても凄いな、ICやコンデンサーが剥き出し。
ココにガソリンが溜まっちゃったんですね。
未使用期間は燃料コックを閉じておけばこのような最悪の事態は避けられるんですが。
*この機体は初期型の手動コックです。
最近の型はタンク下にオートコックを装備してます。
故障とは関係ありませんが、もう一つショックな事態が (つД`)ノ
ハイブリッド診断用タブレットが故障 (iДi)
これ、私物なので超ショックです。
色々やってみましたがダメですね。
数年間一緒に仕事をして来た相棒ですがお別れです。
あすには違うLenovoが来ます(同じく私物)、データ移行作業に取り掛かってます。
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