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HSM1590iのエンジン修理部品が入荷しました

整備中のホンダHSM1590iのエンジンです。

シリンダーブロックや回転系のパーツが入荷しました。
組み込作業着工です。
新品ですが念の為にボア径やピストン径チェックを行います。
当たり前ですが既定値内です ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
ピストンとコンロッドを接合。
ピンはフローティング式ですがこの時期はアルミ部品を温めないと渋いですよ。
ヒーターで加温すると嘘みたいに「スルっ」と入ります。
ピストンリングコンプレッサーはアストロプロダクツAP070026が便利 ヽ(゚◇゚ )ノ
軽いし簡単に締まるし穴があいてるんでリングの状態が見えるんです。
見えるって凄い事なんです、使えば分かります。

エンジン組み上げの途中過程は色々あって写真撮り忘れました(ノ∀`)

 

エンジンが組み上がり機体に取り付けていきます。

 

各パーツの組付けを完全手組で組み立て中。
パーツのクリアランスとトルクチェックをしながら慎重に組んでます。
ブロック搭載後、周辺パーツの組付けを行います (ノ´▽`)ノ
作業のついでに耐久性UP作業も同時進行。
HSMシリーズのウィークポントを今のうちにメンテナンス。
色々手を掛ける事でメーカー出荷状態より良い状態にしていきます。
負荷テストを行い正常動作を確認。
ユーザーのご要望で各部のメンテナンスも同時に実施。
HSM1590i快適に使って行くうえで重要な作業です ヽ(゚◇゚ )ノ
まずはココ、オーガフランジ部のグリスアップ。
これはオーガを外した図。
ちなみに矢印のボルト5本シャーボルトを外すとサイドプレートごとオーガが外れます
オーガフランジを外すとこんな状況 Σ(゚д゚;)
グリス切れでサビが発生してます。
稼働27時間の機体ですがこういう状態になってます。
おまけに何か紐状の物がオイルシール部に巻き付いてます
って言うかシール内に巻き込んでる ヽ(`Д´)ノ
幸い除去するだけでOK。
このままだとシールリップを痛める所でした。
紐はたぶんコレの仲間ですね。
ナイロン紐がブロワー軸にも…
当然オーガ側ブッシュもカラカラです。
マズイですね…
清掃とグリスアップを行い組付けます。
追加作業でコントロールパネル前側下部にゴムシートを取付ます。
     *弊社オリジナルパーツです*
ゴムシートを買ってきて寸法を計り切り出し。
プラスチックカバーにドリルで穴を空けてトリムクリップにて固定しました。
いい感じです!
これ標準状態、中央付近下にモーター配線があって下に延びてます。
鉄製カバーが被ってますがこの状態だとコントロールパネルから落ちた雪が溜まって溶け、
モーターに水滴が掛りまくるんです
丸い穴から配線がモーターに行ってますよ。
モーターカバーや配線引込グロメットが老朽化すると水がモーター内部に入ります。
結構あるトラブル \(゜□゜)/
なのでエプロンを追加して漏水を予防します。
こんな感じに仕上がります。
これで安心 (ノ゚ο゚)ノ
シューターモーター関連もちょっと手を入れます。
これ結構高い部品なんで長寿命化工事です ヽ(゚◇゚ )ノ
水が入らないようにします。
細かいところですが、やってあるのと無いのでは故障率が大幅に変わります。
モーターも消耗品ですが、高い部品なので頻繁に交換になるのは嫌ですよね。
細かい部分をしっかり整備してタフネスアップ仕様にしていきます。
ようやく納品可能になりました (ノ´▽`)ノ

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