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【過去記事】STIHL MS261C-M エンジン最高回転数まで吹けない修理


プラウ長岡店の柳です。2015年12月に販売したMS261C-Mが修理入庫しました。症状はエンジンかかるけど最高回転数まで吹けないです。現象確認するとスロットルを握るとエンジンが加速せずにエンストします。

チェンソー修理の基本通りにまずはマフラーを外してシリンダー内壁点検、ピストン点検します。シリンダーIN側にうっすら縦キズがあります。ピストンは正常でした。↑は㏌側です。

スパークプラグの穴から覗くとEX側のシリンダーにも軽い縦キズがあります。


M-Tronic搭載機なのでMDG1を使って診断すると、エンジン不調なのでテストを完了できませんでした。が、運転データを見るとアイドリング回転数設定70です。これはグリーンの正常範囲よりも濃い燃料で制御しているのを意味しています。燃料系統が詰まるとコントロールユニットが燃料を濃くするようにして何とかバランスを取っています。

私物のMS261C-Mからキャブレターを付け替えてテストします。これでエンジン快調になればキャブレター不良です。

ZAMA製キャブレター Made in China 型式C1Q機番S229
最近のSTIHL製品に多く採用されています。
テスト結果はエンジン快調になりましたのでやはりキャブレター内部で詰まっていたようです。

新品キャブレターに交換して動作確認すると、エンジン絶好調です。
再度MDG1で診断、工場出荷時にリセット(校正)しました。
キャブレターの詰まりを防ぐ対策として
1、燃料給油する時、タンクにゴミが入らないように注意する。
2、ピックアップボディ(燃料フィルター)をこまめに交換する。
3、作業前または作業後はソーチェーンを目立てしていつも切れる刃にしておく。切れ味が悪いと切粉が粉状になりエアークリーナー詰まりや給油時燃料タンクに入りやすくなる。

M-Tronic搭載機STIHLチェーンソー修理は当店にお任せください。

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