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【過去記事】除雪機 雪が飛ばない時はココをチェック。 ホンダHS655

9月に入ると急に除雪機の問い合わせが増えるんです。

修理や中古機の問い合わせも多いですね。

 

今回は「雪の飛びが前より飛ばなくなった」ヽ(`Д´)ノ

って言うんです。

はいこれ、ホンダの小型除雪機「HS655

小排気量モデルなので湿った雪とか踏み固めた雪の除雪には向いてません

でも新車時より明らかに飛ばないとか詰まりやすいってときは何か原因がありますよ \(゜□゜)/

 

この機種、オーガの駆動にはベルトを使ってません

エンジン動力を乾式多板クラッチでオーガミッションに伝達しています。

ベルト交換が不要で経済的 (ノ゚ο゚)ノ

 

想定される飛ばない原因

①シャーボルト、ブロワボルト折れ

②クラッチ滑り

③ブロワー変形

④オーガハウジングとシューターの塗装剥がれ

⑤エンジン最高回転数調整不良

こんな所ですね。

 

この機体を故障診断すると

①②④⑤はOK( ̄□ ̄;)

原因は③↓でした。

これはブロワー

羽が変形してます、赤い線が本来の羽の面

石などを噛みこんで変形したんですね。

ユーザーの使用環境も石を敷いた駐車場での除雪が主でした。

 

このブロワー、非常に重要な部品です。

オーガの爪を気にする人は多いのですが、実は飛びで重要なのはこのブロワー

オーガは雪をブロワーに集めるのが役目、飛ばす機能は有りません ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 

オーガで集めた雪をこのブロワーの遠心力で飛ばすんです。

 

なので↑の様にブロワが後方に変形すると雪を放出する時に雪が逃げちゃって飛ばないんです (-_-メ

水泳選手の手が水をかくのと同じ様な原理です

 

当然摩耗もするので消耗品です

点検で外すとすり減って丸くなってる事多々。

 

なんか飛び変だよねって時はブロワーの点検して下さい。

曲がったブロワーはアセチレンバーナーで加熱して修正します。

正確な寸法だしが必要です。

 

これでこのHS655は元通りの性能になりました (ノ´▽`)ノ

 

 

 

 

 

 

 

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