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【過去記事】ヤマハ除雪機 ミッション整備 YT660

除雪機の問合せが増えてます、中でも中古機 (ノ´▽`)ノ

 

今年も沢山の中古機を販売すべく商品化中ですよ。

本日はヤマハYT660(旧タイプ)のミッションの不具合解消作業です。

青い除雪機「ヤマハYT660」、HSTになる前の4段変速式です。

変速ミッションタイプの小型除雪機は古くなると走行不良を起こしやすいんです。

 

でもご安心、構造が非常にシンプルなので修理は簡単ですよ \(゜□゜)/

整備時は機械を逆立ちさせます Σ(゚д゚;)

底板を外すと駆動系が丸見えになるんです。

写真下のベルトで金属の大きな円盤を回転させ、黒い円盤(フリクションディスク)を接触させ動力を伝達します。

フリクションディクスを当てる位置を左右にずらす事で変速比を化変出来るんです。

 

今回の不具合は変速レバーが動かない ヽ(`Д´)ノ

こんな時はフリクションディスクを貫通している六角軸とディスクが固着しています

六角軸に浸透潤滑剤を少量塗布すれば動くようになります。

ディスクに油が着くとスリップして走行不能になりますよ Σ(゚д゚;)

今回の機体は操作パネルの位置と実際の変速段数が合って無い (/TДT)/

 

この症状は変速レバーロッドの長さを調整して治します。

↑の写真(赤矢印)の穴が変速段各位置。

黄色矢印の突起が変速レバーに連動して移動し各変速位置で穴に入るんです。

 

変速操作しても突起と穴がかみ合わないと走行出来ないんですよ (ノ゚ο゚)ノ

 

前進4段、後進2段すべてでスムーズに噛みあうようにロッドを調整です。

その他にも重要な部分が ( ̄□ ̄;)

サブミッション」!

最終減速機です、↑のディスクで変速した動力をさらに減速する部分。

このサブミッション、内部の潤滑は「グリス」、オイルは入ってません。

黒くて丸いゴムキャプを外すとギヤが見えます。

この機体の状態は良い方です。

酷い機械は「カラカラ」に乾いてギヤがすり減ってる事が ((((((ノ゚⊿゚)ノ

グリスを注入して潤滑を確保します。

 

こうやってメンテナンスした中古機は快適に使えるんです、未整備の中古除雪機は購入後に多額の整備費用が掛かります。

ちゃんと整備した機械を選ぶ事が重要ですよ

 

 

 

 

 

 

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