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【過去記事】ホンダ除雪機 HSM980iJN 走行不能修理

プラウ長岡店の柳です。

昨年中古で販売したホンダHSM980iが走行不能で修理入庫しました。

最初、電話で話した症状ではニュートラル位置で走行クラッチを握ると前進してしまう。前進はするがバックできない。バッテリー走行できない。でしたが

現地について動作確認するとこの現象は1回だけで2回目からは

制御警告灯点灯、制御表示灯8回点滅して走行不能になりました。

クローラピンを抜いてお客様と協力して引き上げてきました。

サービスガイドによると右側電磁ブレーキ断線とあります。本当に断線しているか確認します。↓のように左右の電磁ブレーキカプラーを付け替えて点滅回数が9回になれば右側電磁ブレーキ故障しています。

結果は変化なし。

次に電磁ブレーキの単体テストします。↓

クローラーを浮かせて先ほどのカプラーに24V電圧をかけます。

結果は左右の電磁ブレーキは正常に動作しています。↓

ホンダ技研にECUを送ってもらいました。正常なECUに付け替えてECUのテストをします。

このとき最初の症状(ニュートラル位置で走行クラッチを握ると前進してしまう。前進はするがバックできない。バッテリー走行できない。)になりました。↓

ECUが正常なので誤作動を起こしている犯人はこのアングルセンサーでした。

中古HSM1590iからセンサーを付け替えて動作確認するとすべて正常に走行します。

ハイブリッド除雪機の故障診断は謎解きをしているようで楽しいです。

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