REPAIRBLOG修理ブログ

NEW STORE

毎月1日はプラウの日。お買い物でポイント5倍が貯まります。さらにLINE連携で3%OFFが実現!詳細案内  会員登録ページプラウ会員登録の詳しいご案内プラウ会員登録ページ

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

【過去記事】スパイダーモア SP851のエンジン不調修理

新車納車直後スパイダーモアSP851不調との連絡が  ∑(゚Д゚)

 

現地に急行し作動確認をすると確かにおかしい。

納品時の試運転は30分程正常に作業が終了したんですが…


最新型のスパイダーモアSP851です (ノ゚ο゚)ノ

納品2日目エンジン不調

症状は↓

 

①始動性は問題無し

 

②暖機中は低速、高速とも問題無く吹ける

③暖機後にアイドル回転数上昇

④暖機後の最高回転域でハンチング発生


この機種のエンジンは「やまびこ GEH800

実はこのエンジン4サイクルエンジンなんです燃料は混合油です ((((((ノ゚⊿゚)ノ

 

STIHL4MIXエンジンと同じ様な構造。

 

エンジン構造は吸排気バルブやカムシャフトを内蔵したまぎれもない4サイクル。

エンジンオイルの供給がウエットサンプでは無く燃料にオイルを混ぜる混合給油なんですね。

 

で、不具合の確認の為に整備工場に搬入。

 


外部サークルチェック異常無し。

タコメーターで回転数を計るとMAX6080rpm

ちと高いな ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

スローはエンジン温度の変化で±200rpm程度で変動します。

変動はともかく±200rpmは基準値内。

ちなみにアイドル回転基準値は2200rpm±200


4サイクルエンジンなんでガバナーがあります。

高速回転制御をする機構です、コレが無いとオーバーレブしますよね。

早速調整、普通の4サイクルガソリンエンジンと同じです。


回転数チェックしながら試運転します。

が、3分ほどしたところでハンチング再発 \(゜□゜)/

ガバナーじゃ無いのね

 

失火によるハンチングとは症状が違う、キャブ由来ハンチングの様です。

 

*ちなみにコイルは正常、SP850の時はこれに泣かされましたから


キャブはZAMA製

ダイヤフラムをチェックと内部パーツに問題無いか確認です。

**すいません内部の写真撮り忘れました ヽ(;´Д`)ノ


ほぼ新車なんでキャブ内部は綺麗なもんです。

が、一か所気になる部分があってそこを調整しました。

実は、メタリングレバー高さが何だか低いんいです (ノ゚ο゚)ノ

ZAMAはこうじゃないだろうって事で修正


30分連続運転+休止5分+30分連続運転を2ラウンド

試験運転を行い問題無い事を確認。

 

作業終了となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修理動画のご案内

「修理ブログ」を発展させた、高度な「修理動画」を”Youtube プラウチャンネル”で展開中です。ご自身で修理を行いたい、機械の内部構造を知りたいなど、多くのご要望に対し「修理動画」と言う形でお応えしたいと思います。
「修理動画」一覧ページはこちらから。