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【過去記事】刈払い機のトラブル「日頃の手入れ不足」

刈払い機の修理が急増、毎日格闘しています。

 

今日はリョービの刈払い機。

症状は「アイドル不良」でご入庫です、お付き合いのある商社よりお預かり。

 

症状の確認をすると↓

始動困難 ヽ(`Д´)ノ

  ッて言うかかかりませんよ。

 

アイドル不良どころでは無いですな (-_-メ

 

でも、プラグは新品に替えてあるし、誰かがかまった感がある怪しい雰囲気

やだな ((((((ノ゚⊿゚)ノ


まずはエアクリーナの点検。

酷い… (ノ゚ο゚)ノ

 

プラグを外しシリンダー内部をのぞくと軽い縦傷が…

燃焼生成物などの噛み込み痕では無くてオーバーヒート特有の痕跡 ∑(゚Д゚)

症状が軽いんでこのエンジンは再使用可能と判断。


燃料系統を確認する為キャブを外すと \(゜□゜)/

酷いね、こりゃ

 

オーバーヒートの原因はココです


この部分、エンジンの冷却ファンで起す風の通り道。

ココ塞がってるとエンジンは冷えません (`Δ´)

非常に重要な所ですが清掃を怠ってしまったんですね。

 

もうちょっとでエンジンが焼ける所です。


本来はこういう状態にしておくべきです。

これなら冷却風が通ります (ノ゚ο゚)ノ

 


実は大問題がもう一つ

 

 

キャブから燃料漏れが…

 

分解するとメタリングダイヤフラムパッキンがとんでもない物に交換されてます

真中のがパッキン、8個の穴が空いてるのが正解

 

でも分解して出て来たのは写真上のダイヤフラム。

パッキンは張り付いてますが、燃料通路の無いパッキンが入ってました。

 

簡単に言うと、燃料通路がシールされない構造 × ( ̄□ ̄;)!!

エア吸いまくり、燃料漏れまくりの危険な状態です。

メタリングダイヤフラムは妙にしなやか、カチカチのポンプダイヤフラムとえらい違いです。

始動不能の原因はコレですな。

 

典型的な整備ミスです。

 

色々宜しくない所を正常な状態に復元して完成 ヽ(゜▽、゜)ノ

 

調子良く吹けるエンジンになりました。

 

 

 

 

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