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【過去記事】STIHL MS241C-M エンジン焼き付き修理
プラウ長岡店の柳です。先月STIHLスペシャリスト試験に合格しました。
M-Tronic搭載機種MS241C-Mエンジン始動不能修理入庫しました。
故障診断の基本
1、スパークプラグまたはマフラーを外してシリンダー内壁点検します。
マフラー側から縦キズが見えます。かなり深いです。
それと木屑が凄いです。
2014年4月製造なのでまだ2年しか使っていません。
新品ピストンを組みつけました。
新品シリンダーを組みつけ規定トルクで締め付けます。前回修理したMS231C-BEよりも整備性がいいです。プライミングポンプや燃料ホースなどの付属部品がないのでプロ機と呼ばれているようにできるだけ部品点数を減らして故障リスクを減らしている。シンプル設計です。
ピックアップボディは定期交換部品です。給油するとき、燃料タンク内にゴミが入ってもキャブレターが詰まらないようにここで不純物を取り除きます。わずか2年使用でこんなに汚れます。ピックアップボディが詰まったまま使い続けると燃料供給不足でエンジンが焼き付きます。
M-Tronic搭載機のため、MDG1で点火系統の点検します。診断結果、正常でした。
組立て後、MDG1で現状のコントロールユニットの制御設定確認をします。校正前、エンジンが焼き付く状態の設定値です。アイドリング設定値43、フルスロットル設定値40
どちらの薄い空燃比制御しています。エアークリーナーつまり気味で燃料を少なく制御しているようです。
稼働時間は32時間43分52秒です。チェンソーで、稼働時間が分かるのはM-Tronic搭載機だからです。
M-Tronicを校正(工場出荷時設定)しました。
始動性。吹け上がりとも良好です。
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