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【過去記事】中型ハイブリッド機「HSM980i」電装トラブルです
ホンダ中型ハイブリッド機で最少馬力の「HSM980i」 (ノ´▽`)ノ
機体は堂々の中型機、エンジンはHS970SVと基本的に同じマイナーなモデル。
現在のラインナップにはありません。
一見バランス悪そうな組み合わせですが使うと意外にイイ (ノ゚ο゚)ノ
HS970ユーザーのパワーハイトやハイブリッドシステムが付いてるとイイのにな…って贅沢な要望を叶えた?、逆の意味で凄いモデルでしたね。
今回のトラブルは
①パワーハイトが上下しない(モータ音もしない)
②シューター回転と投雪モーターが回転しない
面白いトラブルですね (;´Д`)ノ
早速点検
アナログ電装系のトラブルですね。
コンな時は回路図で絞り込みをします。
今回は2つの系統に同時にトラブルがでてるんで共通の配線を絞り込み、白黒付けて行きます。
エンジンカバーと操作パネルカバーを外して点検が必要。
バッテリーは邪魔なので降ろしてブースターケーブルで電源を取ります。
ACTリレーは正常に作動しています。
電源はサーキットテスターで電圧測定の結果OK (ノ゚ο゚)ノ
残りはアース回路のみ。
アースラインの導通点検をするとNG ( ̄□ ̄;)
この機種、上記系統のアースは最終的にスタータモーターにボルト留めされてます。
でもスターター部分の端子はシッカリ留ってます。
この端子とパワーハイトのクロスレバースイッチのコネクターで導通を確認するとNG (´□`。)
シューターのクロスレバースイッチコネクターからもNGです。
どっかで切れてるヽ(`Д´)ノ
そうです、配線の束の中に秘密がある様です。
コレ探すの大変なんですよね… o(TωT )
で、探す事20分。
右ハンドル下部30センチ位の所でアースが三つ又になってます。
そっから先が断線してました ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
修復し分解したパーツを取り付けて完了。
作業時間3時間の大作になりました。
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