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【過去記事】中型ハイブリッド機の商品化整備中 HS1390i

HSL2511Jの下取で中型ハイブリッドHS1390iが入荷しました∑(゚Д゚)

 

今回は「中古機の整備って何をするの?」って疑問にお答えします。

 

下取機は入庫時に各部が正常に作動するかや変な音振動が出ていないかプロメカニックが詳細にチェックします。

 

チェックで見つかった不具合箇所を分解整備するとともに消耗品の交換、可動部の給油給脂、塗装補修などを行い次に使うユーザーが快適に使えるようにするのが商品化整備です。

コレが今回の整備機HS1390i

販売が出来るようにこれから整備します。

 


今回の整備項目はベルト、バッテリー、オイルなどの消耗品の交換、各部グリスアップ。

上記点検で見つかったオーガミッション軸の遊び過大修理でオーガミッションオーバーホールします。

 

まずはオーガミッション分解のためにハウジングを取り外す作業を行います (ノ゚ο゚)ノ

 


最初はシューターモーターの取り外し。

モーターは外さなくてもハウジングは外れますが、モーターのギヤ部分のグリスアップの為に外します(作業も楽に行えます) (ノ´▽`)ノ


コレがモーターのギヤー部分、グリスが固まってます

定期的にグリスアップしないとシューターとのかみ合い部分が摩耗してナメてしまします、そうなるとシューターCOMPごと交換に Σ(゚д゚;)

修理費が高額です ( ̄□ ̄;)


次はベルトを緩めてテンショナーを外します。

ベルト交換と同じ要領です。


テンショナーが外れたらローリングシリンダーを外します。

かなりスッキリしました。


ここでハウジングのこの部分を忘れずにチェック。

この溶接部にクラックが入る事があります。

コノ機体は問題無し、中型ハイブリッドの点検では忘れてはいけない部分。


フレームとハウジングを固定しているボルト8本を外します。

(機体を水平にすると楽に外れます)


こんな感じで分離成功 (ノ´▽`)ノ


ハウジング側はこうなってます。

プーリーとシリンダのフレームを外すと↓の様に。


丸い部分が組み合わさってローリング回転の軸になる構造。

グリスアップするように外部にニップルが付いてるんで定期的にグリスを入れて下さい。


中央に黒い筒状の部品があります、4本のボルトを外すと抜けて両端にベアングが付いてます。

オーガ回転中に「ゴーッ」とか「ガラガラ」唸り音が出る場合はこのベアリングがダメになってる事が考えられます。

特に前側のベアリングはブロワー裏側からの水分でダメージ受けやすいので注意が必要 Σ(゚д゚;)


ここまでくればハウジングの左右2本ずつあるボルトと上から吊っているボルト4本をはずせばオーガが写真の様に取り外せます ( ̄□ ̄;)

 

ここまでで35分かかりました、寒い工場内でも汗をかく作業です(><;)

 

無理して腰が痛い (x_x;)

 

次回はオーガミッションの分解作業をお見せします。

 

 

つづく

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