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STIHL MS170C-E エンジンかからない、故障診断
PLOW長岡店の柳です。燕市のお客様から持ち込みされたSTIHL MS170C-E 中古品を購入して自分で修理しようとしていろいろいじったけどギブアップしたそうです。他店購入品でも喜んで修理させていただきます。
工場内の燃料を補給してスターターを何回引いてもエンジンかかりません。圧縮圧力を点検すると1,040Kpaでした。正常です。エンジンに直接キャブレタークリーナーを注入してスターターを引くと初爆しました。点火系統は正常です。
次にマフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、しかし排気口に燃焼生成物がが堆積しています。他社製の低品質なエンジンオイルを使用すると起こりやすいです。
シリンダーの吸気側に深い縦傷あります。軽度のエンジン焼き付きしています。
問診したときにシリンダー締付スクリューが緩んでいたそうなので規定トルクで確認しました。
次にクラッチを外してオイルシールを点検するとクランクシャフトに隙間があります。クランクシャフトを上下に動かすとグラグラします。これはクランクシャフトベアリングが摩耗してガタができてシャフトが暴れてオイルシールを損傷させたと診断します。
全ての故障原因はエンジンオイルのようです。エンジンオイルの潤滑不良でベアリングが早期摩耗、ガタができたことでオイルシールを摩耗させ、二次空気を吸い込んで薄い空燃比になりエンジン焼き付きした。中古品のチェンソーは非常にハイリスクです。
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