REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。STIHL MS261C-Mの修理中です。部品が入荷したのでエンジン分解開始します。なんとシリンダーを取り付けているスクリューが1本折れていました。しかも他のスクリュー3本は緩んでいました。規定トルクで締め付けてあるので自然に緩むとは考えにくいです。他店で修理履歴があるのかお客様に聞いてみます。エンジンが止まった主原因はこれですね。

折れたスクリューはシリンダーを加熱して簡単に外れました。

外してピストンを点検すると裏側にカーボンやスラッジが堆積しています。使用しているエンジンオイルが劣化している可能性があります。

新品のピストンを組み付けます。

ピストンとシリンダー内壁にエンジンオイルを塗布してからピストンリングを縮めたまま

シリンダーを組み付けます。規定トルクで締め付けます。

ここから一気に組み立てます。ハンドル、マフラー、スターター取り付けてキャブレター、ピックアップボディ、フィラーキャップ、スパークプラグを交換しました。

ニードルケージ（ベアリング）、リムスプロケット交換、カバーを取り付けました。

エアークリーナー交換、燃料を補給してエンジン始動しました。アイドリング回転数2,820rpmで安定しています。

チェンオイル吐出確認しました。明日はM-Tronic診断、較正します。