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STIHL 011AVT エンジンかかるけどアイドリングしない、チェンオイルが出ない症状で福島県から送られてきました。
PLOW長岡店の柳です。エンジンかかるけどアイドリングしない、チェンオイルが出ない症状で福島県のお客様から送られてきました。
工場内のHPスーパーで混合した燃料で正常にエンジンかかりました。アイドリング回転数2,510rpmで低めですが吹け上がりは良好です。基準値はアイドリング回転数2,800rpm、最高回転数11,500rpmです。
燃料が漏れるのでエアークリーナーを外してみるとタンクベントとホースがありません。
圧縮圧力を点検すると880Kpaでした。やや低いです。1,000~1,100Kpaあれば正常値です。
その他気になるところ1.アニュラバッファ(防振ゴム)が劣化して接着がはがれています。
スターターを取り外しました。気になるところ2.分割型のマフラーのスクリュー3本中2本が外れています。
ロープ、ポウルは異常なし
外れたスクリューはスターターの中で落ちていました。締め付けてマフラーは完了しました。
ピストンを点検すると縦傷なしかと思いましたが
ピストンリングの下側に深い縦傷がありました。
シリンダーの内壁を点検すると薄い縦傷が数本ありました。エンジンかかるけど軽度の焼き付きしています。ピストンとシリンダーを交換しなくてもギリギリセーフのような状態です。
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