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STIHL 038AV SUPER,038AVSEQW-1 クランケース漏れテスト
PLOW長岡店の柳です。STIHL 038AV SUPERの診断中です。スタッドボルト2本とも緩んでいたので清掃してロックタイトで締め付けました。
エアーフィルターを外してみるとハンドルヒーティングの配線が切れています。エンジン停止させるアース線が外れています。
不要な配線を撤去してアース線を正しく取り付けました。左側にあるはずのタンクベントがありません。
ビニールテープをはがすとハンドルモールディングが破損していました。
キャブレターの漏れテストをすると正常でした。しかし経年劣化しているので分解清掃をお勧めします。
次にクランクケースの漏れテストをします。負圧(バキューム)テストは正常でしたが
加圧(プレッシャー)テストは異常です。どこかでエアー漏れしています。
クラッチ側を分解します。
ウォームギヤ、スプロケットを取り外しました。
クラッチASSYを取り外して漏れテストをするとオイルシールからは漏れていません。
スターターを取り外しました。ここで漏れテストをするとシューという漏れる音がします。
漏れている箇所を特定しました。マフラー側の気密不良でした。正しく取り付けると
フライホイール側のオイルシールからも漏れていません。クランクケースは気密状態です。
なぜクランクケースの漏れテストをするのか?クランクケースの漏れテストは必要か?ですが、オイルシールが損傷している。またはクランクシャフトベアリングにガタがあるとここからエアー漏れや二次空気を吸い込んで始動困難、エンジンかかるけどアイドリング回転数が高いなどエンジン不調になるからです。またキャブレターのポンプダイヤフラムを正常に脈動させることができないので燃料供給不足になります。また薄い空燃比によるエンジン焼き付きの原因になります。クランクケースが気密状態でないのにキャブレターを分解清掃しても直りません。
ウォームギヤを外してからオイル漏れしていることに気が付きました。オイルポンプ交換をお勧めします。
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