REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。Honda　ホンダHSS970nJのHSTオイル漏れで修理入庫しました。

HST（ハイドロスタチックトランスミッション）無段変速機の右側オイルシールが外れています。初めての故障事例です。

部品発注して修理開始します。バッテリー、エンジンオイル、ガソリンを抜き取り倒立して準備OKです。サービスマニュアルには倒立して修理するとは書いてありせんが、ホンダHS80のファイナルギヤ交換修理とほぼ同じ作業内容なのでこの方法でできるはずです。

左側オイルシールからはオイル漏れしていませんでしたが交換しました。

右側にはRトランスミッションという最終減速機、クルマでいうリヤディファレンシャルギヤを分解しないとオイルシールを交換できない設計です。

サービスマニュアルを見ながら簡単に外せる方法を考えます。

Rミッションをずらしてオイルシールが丸見えになりました。

右側オイルシール交換完了しました。なぜオイルシールが抜けてしまったのかは不明です。

ここまで組み上がったらHSTのエアー抜きをします。機体を倒立した状態が正しいエアー抜きの向き（HSTドレンボルトが上向き）になります。

試運転しました。修理完了しました。