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STIHL MS170 エンジンかからない 故障診断
PLOW長岡店の柳です。STIHL MS170 エンジンかからない症状で持ち込みされました。先月混合した燃料(純正エンジンオイル使用)を補給したそうです。
新しい燃料でエンジンに不具合がなければ始動するはずです。
エアークリーナーは多少汚れていますが詰まっていません。
入っていた燃料で正常にエンジンかかりました。お客様が始動できなかった原因は、1.フルチョークで何回もスターターを引き過ぎたことによるスパークプラグかぶり 2.初期爆発が必ず起こる思い込んでいるという勘違い 3.スパークプラグがかぶっていることを知らずスパークプラグが点火していないという勘違い と予測します。正しい始動方法は、フルチョークで3回引いても初爆がなかったら強制的にハーフチョークにしてスターターを引き続けるとエンジン始動します。
目立てされていません。エンジンがかかっても切れない刃でいくら木に押し付けても切れません。
チェンオイル吐出確認しました。が赤いオイルです。純正エンジンオイルHPを入れてしまったと思います。エンジンオイルとチェンオイルは目的が違うのでチェンオイルを補給してください。
スパークプラグはカーボン付着しています。
圧縮圧力を点検すると1,090Kpaでした。正常です。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし、キレイです。シリンダーの排気口もキレイです。
シリンダーも縦傷なし、正常です。
目立てをして点検完了しました。点検結果チェンソーには異常なし、お客様が始動方法を失敗したことが原因でした。
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