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ホンダ除雪機HS55 緊急修理
プラウカスタマーサポート小関です
取引先の社長様から緊急修理依頼
機種はHS55
発売開始は1984年、39年前になります
症状は「雪が飛ばない」「エンジンが波打つ」の2点
まず雪が飛ばない案件を確認します
オーガクラッチONでベルトは張りオーガも回転しますが
ドリブンプーリーが何だかグラグラします
エンジンを停止しプーリーを手で動かすと前後方向に動きます
これNG
よく見ると中央のロックボルトが見えません
なのでハウジングを取り外します
セル付モデルなのでバッテリーケースを外す必要があります
ハイ取り外しましたよ
結局ボルトネジ山が軸に残った状態で折れてます
ついでにプーリーがフリーで回転します
って事はキーが飛んでますね
確認時オーガが回転したのは軸とプーリーのフリクションで引きずられていただけでした
コレじゃー負荷かけたら全く飛ぶ事はなかったでしょう
プーリーは手前に引くと簡単に抜けました
格闘する事15分、軸からボルトの残骸を摘出完了
幸い軸とプーリーは再使用できます
両方供給終了部品なのでダメなら困っちゃいますね
ただしここに入るキーはすでに供給終了でメーカー在庫はありません
部品庫を捜索するとナント、1個だけ出てきました ラッキー!
これがその部品
コレ、HS1390Zなんかでも使ってる重要パーツなんですが
ちょっと特殊なサイズで無いと困ります
今回はこれを使い整備が出来ます
エンジン不調のトラブルシュート結果はやはりキャブでした
写真撮り忘れましたがフロートチャンバー内はまっ茶色に錆て
ミルフィーユ状に腐食が形成されていました
なのでキャブレターは新品に交換します
この部品はまだ供給中でしばらくは無くならないでしょう
もし廃盤になっても他機種用キャブの内部パーツを組み替えればどうにでもなります
10分程でキャブレターは完了
エンジンは絶好調になりました
キャブレターは無駄に時間をかけても新品を組んだようには調子が出ません
ボディーのスロットル軸部の摩耗などで本調子が出ない事が多々あります
消耗品で比較的安価なので新品交換が最良の整備方法です
今日はこれで時間切れ
つづきは明日以降最短で完成させます
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