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STIHL 011AVT チェンオイルが出ない。オイルポンプ分解

PLOW長岡店の柳です。先日始動確認まで完了したSTIHL 011AVTです。チェンオイルが出ないので診断開始します。

まずはタンクの中を点検すると黒い異物が入っています。異物の正体は劣化したフィルターでした。当時のフィルターはスポンジでした。

パーツクリーナーで洗浄しました。

この状態でチェンオイルを補給して試してみましたが出ません。予想される故障原因は、1.オイル通路が詰まっている。2.ポンプダイヤフラムが機能していない。3.クランクケースからポンプダイヤフラム間の負圧、脈動の通路が詰まっている。どれか1つでも異常があるとオイルが出ません。この機体は全部異常あると思います。

ポンプカバー、スプリング、ポンプダイヤフラムを取り外しました。ダイヤフラムは硬化しています。

オイルポンプASSYを取り外しました。011AVのオイルポンプは特殊な構造です。クランクケースの負圧と大気圧の脈動を利用してポンプダイヤフラムを動かしてオイルを吐出します。ゴム製の部品のため劣化して故障します。日本国内には部品がありません。

オイルポンプASSYを取り外しました。

ポンプダイヤフラム、ガスケットはあと6台分在庫あります。この機体で1台分使います。残り5台分修理可能です。STIHL 010AV 011AV 012AVでチェンオイルが出なくてお困りの方はPLOW長岡店にお気軽にお問い合わせください。

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