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STIHL 011AVT エンジンかからない故障診断

PLOW長岡店の柳です。長岡市内のお客様から持ち込みされたSTIHL 011AVTエンジンかからない症状です。地元の農機具店に見てもらったら異常なしと言われたそうです。本当に異常ないのか?診断します。使用頻度が少なく全体的にきれいな状態です。

型式 011AVTEQ 製造年月 2002年8月なので20年前のチェンソーです。20年前でも新しく感じます。

入っていた燃料でエンジンかかりましたが白煙が出続けます。燃料が劣化している可能性があります。フルスロットルでも最高回転数10,000rpmしか回りません。基準値は11,500rpmです。

チェンオイルが入っているのに全く出ません。オイルポンプの修理が必要です。クラッチは正常です。

エンジン単体でもチェンオイルが出ないことを確認しました。スプロケットは摩耗なし

エアーフィルターを外してみるとタンクベントホースが劣化して切れています。この状態で機体を傾けると燃料漏れします。たとえエンジンがかかったとしてもチェンオイルが出ない状態ではチェンソーを使わないでください。ガイドバーとソーチェーンが焼き付いて固着します。続く

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