REPAIRBLOG修理ブログ

プラウカスタマーサポート小関です

今回はホンダのモンパルML100の不具合診断

電装修理はコセキの得意分野、ワクワクします

久しぶりのML100最終型です

セカンドオピニオンでユーザーからお預かりした機体です

症状は「バッテリー残量警告が出る、それも急に」

早速診断しましょう

不具合発生時はバッテリー残量LEDの各セグメントが点灯消灯または点滅して

不具合系統を確認する事ができそれをECUが記録します

ライトスイッチを押したままキーを運転にするとLEDが右から左に流れます

それが診断モードONの合図

ライトスイッチを押すと過去5回の不具合履歴を確認する事ができます

それによるとバッテリー残量警告3回、回転センサー異常1回、パネル異常1回を記録しています

5回押した後さらに押すと総走行距離や充電時間などをモニターできます

この機体はかなり走ってました

バッテリーはお客様が自分で交換されてますが交換時に実施するリセット作業を実施していませんでした

なのでリセット作業実施

ここで一晩満充電しました

早速試運転に旅にでます

PLOW上越店をスタートし田んぼを眺めながらドンドン走っていきました

上越市民ならこの看板、どこかで見たことあると思います

高速道路沿いのあそこにある看板ですよね

ドンドン走っていきますがバッテリー残量LEDが一つも減りません

あれれ？？、おかしいな

もっと走ってドン・キホーテ近辺まで帰ってくると突然警告音発生

バッテリー残量警告が発動、マジで驚きました

油断して遠くに行ってたら帰ってこれなくなるジャン！

これ、ECUがバッテリー残量を正確に把握できなくなってるんですね

ユニット内部不良でした

バッテリーと残量表示LEDはECUに直結の構造

問題はECUの金額が高額なのとこの部品は現在供給終了で再生産無し、最終型用パーツは鈴鹿部品センターに残り数個の状態

費用が掛かっても直すなら今が最後のチャンスなんですが・・・

要相談です