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マキタMDE335 故障診断

PLOW長岡店の柳です。東京都のお客様から送られてきたマキタMDE335です。お客様の訴えは、1.チェンオイルが漏れる。 2.エンジンの点検整備です。

マキタMDE335は Made in West Germany  西ドイツ ドルマー社製SACHS DOLMARのOEMです。

STIHL 032AVと同じ西ドイツ時代に製造された古いチェンソーです。過去に何台も修理して復活させています。

診断開始します。燃料タンクは非常にキレイな状態です。

燃料を補給してエンジンかかりました。アイドリング回転安定しています。最高回転数11,500rpmまで正常に吹け上がります。

正常に感じましたがカバーを外してみるとエアーフィルターがありません。お客様に相談すると気づかないまま使っていたそうです。木屑をもろに吸い込んでしまい非常に危険です。

スパークプラグを点検すると正常な色をしています。

プラグの穴からシリンダー排気側を覗いてみると、薄い縦傷があります。

圧縮圧力を点検すると960Kpaでした。若干低いです。

マフラーを外してピストンを点検するとピストンは無傷でした。排気口もキレイです。

しかしシリンダーの吸気側を点検すると深い縦傷があります。軽度のエンジン焼き付きしています。エアーフィルターがない状態で使用したことが原因です。それでもエンジン不調になるほど圧縮圧力が低下していないのでギリギリセーフです。明日はチェンオイル漏れる故障診断編です。

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