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Husqvarna K960 エンジンかからない故障診断
PLOW長岡店の柳です。新潟県内の標高の高い山は雪が降りました。除雪機の点検をしながら他の修理も進めていきます。Husqvarna K960 エンジンかからない症状で入庫しました。
お客様自身でキャブレターを分解清掃してエアーガンで清掃して組み付けたがエンジンかからないそうです。ダイヤフラム式キャブレターはエアーガンでの圧縮空気を使うと内部破損してしまいます。キャブレタークリーナーを注入してスターターロープを引くと爆発しましたので点火系統は正常です。
デコンプバルブを閉じて圧縮圧力点検すると930Kpaでした。やや低いです。正常ならケッチンを喰らうくらい重くなるはずです。
ベルトカバーを外します。
マフラーを外してピストンを点検するとヘッドが溶けて凸凹になっています。エンジン内部が高温状態だったようです。
ピストンに深い縦傷があります。
シリンダーの吸気側を点検すると縦傷があります。
エンジンが焼き付きしています。
シリンダーのマフラー側です。未燃焼ガスが粉塵と混ざって固まっています。
スターターロープは毛羽立っています。
クラッチ側をよく見るとオイルシールが外れています。これは初めての現象です。なぜオイルシールが外れたのか?
エンジン内部の温度が異常に高温状態、高圧になってオイルシールが押し出されたのかもしれません。かなりの高額修理になりそうです。
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