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STIHL MS201C-M 吹け上がりが悪い、負荷がかかるとエンストする故障診断
PLOW長岡店の柳です。STIHL MS201C-Mのエンジン吹け上がりが悪い、負荷がかかるとエンストする症状で入庫しました。昨年(2020年12月)にエンジン焼き付き修理をした機体です。
今年夏、7.8月に混合した燃料(STIHLHP純正エンジンオイルHP使用)が入っているそうです。4ヶ月経過しているので劣化している可能性があります。
入っていた燃料でエンジンかかります。吹け上がりましたがエンストしました。
エアーフィルターはキレイに清掃されています。
スパークプラグを点検すると電極は正常な茶色をしていますが回りにカーボン付着があります。お客様に聞いてみると空吹かしは全開で木を切るときはフルスロットルにしていないそうです。この使い方にも原因があります。負荷がかかる作業時にフルスロットルでないと過負荷になりエンストします。またシリンダー内の温度が上がらないのでカーボンができやすくなりプラグに付着して失火することがあります。スパークプラグは自己清浄温度に達しないとカーボンを焼き切ることができずエンジン不調になります。キッチリとエンジンを回してやってください。
圧縮圧力点検すると900Kpaでした。このエンジンはこの数値でも正常です。
マフラーを外してピストンを点検するとキレイです。
シリンダーも縦傷なし。
スパークプラグを清掃します。
燃料を抜き替えます。
エンジン始動、▲位置で90秒保持します。較正しました。この後お客様に持ち帰ってもらい5回切断作業してもらうとキャブレターが自動調整完了します。これでエンジン不調は完治すると思います。
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