REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。除雪機の点検に全集中していますがじわじわとチェンソー修理の入庫が増えてきました。11/4に愛知県のお客様から送られてきたSTIHL 041AVと今日　新潟市のお客様から持ち込みされたSTIHL 084AVです。かなりお待たせしますが順番に修理させていただきます。今日は兵庫県のお客様からお預かりしているSTIHL 064AVのエンジン焼き付き修理を進めます。

ハンドルを取り外してからシリンダー取り付けスクリューを緩めます。

ピストンの排気側です。凄い縦傷です。焼き付きする原因はいろいろありますが、低品質なエンジンオイルを使った。劣化燃料を使った。燃料系統の詰まり（ピックアップボディ、キャブレター）燃料ホースに亀裂ができてエアー吸い込んで空燃比が薄くなった。目立て不良、フルスロットルでガス欠した。清掃不良によりオーバーヒートした。エアーフィルター清掃不良で異物を吸い込んだ。

吸気側です。右側に深い縦傷あります。

シリンダーの排気側です。金属同士が激しく擦れて傷ができます。

エンジン焼き付き修理する時はピストン、シリンダー交換だけで終わりでなく、キャブレターや燃料ホース、ピックアップボディなど燃料系統の点検、修理も必要です。