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ホンダ除雪機HS760 オーガユニット部の整備
PLOWカスタマーサポート小関です
前回の記事でシューターモーターを交換したHS760のつづきです
不具合症状に「雪が飛びにくい」「オーガシャーボルトがすぐに折れる」との事で整備します
ハウジングからオーガユニットを取外します
まずは飛びに直結するブロワーの点検から行います
お客様からしばしばオーガ爪がすり減ったので飛ばなくなったと交換のご用命があります
しかし、オーガ翼は雪を中央に集める役目を担っているパーツ
雪を飛ばすのはブロワーの仕事なんです
実際、オーガ翼がすり減っていても感覚的には気づきにくいってのが正直な感想です
で、この機体のブロワーをチェックすると羽が変形しています
3枚中2枚がこんな感じで曲がっています
雪を飛ばす能力は確実に低下していますね
修正し塗装をしました
アセチレンバーナーと油圧プレスがあれば綺麗に修正できます
次はオーガシャーボルトが頻繁に折れる事への対応
この症状はオーガへシャーボルトを通す穴が摩耗し長穴になることで起こります
ボルト&ナットをシッカリ締めても回転方向に動いてボルトに衝撃力あかかり折れてしまいます
けっこう酷い状態です
溶接修理を行い穴を修正します
元通りの丸い穴になりました
この後塗装を行います
オーガユニットを取り外した時にミッションのオイル漏れを発見
残留オイルを確認すると量が減っているほかに水分が混入し乳化していました
ミッションの分解整備が必要です
これは次回記事にします
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