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新ダイワ E1027S 吹け上がりが悪い故障診断
PLOW長岡店の柳です。新ダイワE1027S エンジン吹け上がりが悪い、プライミングポンプ交換依頼で入庫しました。
吹け上がりが悪い原因は、1.エアーフィルターの詰まり 2.燃料フィルターの詰まり 3.スパークプラグの摩耗やメーカー指定ではない品番を取付したことによりノイズ発生 4.燃料劣化 5.キャブレターの詰まりやダイヤフラムの劣化、膨張 6.マフラーの詰まり 7.エンジン焼き付き など、エンジンの基本点検して原因を突き止めます。燃料タンク内部はキレイです。
燃料フィルターはやや汚れています。
入っていた燃料でエンジンかかりました。スロットルレバーを握るとエンストしそうになりますが暖機運転が完了すると吹け上がるようになりました。最高回転数まで吹け上がりますが途中で息つきする現象があります。
スパークプラグは正常な茶色をしていますがカーボン付着があります。お客様に聞いたところホームセンターで購入した他社製のエンジンオイルを混合しているそうです。
圧縮圧力を点検すると700Kpaまで針が上がりましたがその後は300Kpaまで針が上がってからすぐに下がってしまいました。測定不能です。圧縮が漏れています。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷はなし、しかし排気口にカーボン付着が多いです。低品質なエンジンオイルを使ったためにカーボン付着できています。
シリンダーの吸気側に深い縦傷あります。エンジン焼き付き確定です。焼付きしたエンジンを修理するにはピストンとシリンダーを交換するしか方法がありません。その他キャブレター分解清掃やスパークプラグ、燃料フィルター交換が必要です。
エンジンオイルの重要性を知ってほしいです。2サイクルエンジンはオイルの性能ででエンジンの寿命が変わります。新ダイワチェンソーにもSTIHL純正エンジンオイル使用をおすすめします。
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