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STIHL MS250C-BE エンジンかからない故障診断
PLOW長岡店の柳です。STIHL MS250C-BE エンジンかからない症状で持ち込みされました。エンジンかかると言われて中古品を購入したそうです。
入っていた燃料を抜き替えても初爆がありましたがエンジンかかりません。
エアーフィルターが破れています。
スパークプラグはメーカー指定ではない品番CHAMPION製CJ8(NGK BM6A)がついていました。正しい品番はNGK BPMR7AかBOSCH WSR6Fです。エアーフィルターを外して始動テストすると燃料が濃過ぎるような感じがします。すぐにプラグがかぶってしまう現象です。キャブレターを標準設定に戻してみるとエンジンかかりました。お客様がキャブレターをいじって不調になった可能性があります。
圧縮圧力を点検すると910Kpaでした。やや低いです。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし
しかしシリンダーの吸気側に薄い縦傷がありました。
エアーフィルターが破れたまま使い続けてしまった可能性が高いです。他にも他社製の低品質なエンジンオイルを使うと高い確率でシリンダーの吸気側に縦傷ができます。
その他スプロケットが摩耗しているので交換をお勧めします。どこまで整備をするかお客様に相談します。
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