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STIHL TS420 エンジンかからない、初爆しない修理完了

PLOW長岡店の柳です。STIHL TS420 エンジンかからない、初爆しない症状で入庫しました。入っていた燃料で始動確認できず

燃料を抜き替えてエンジン始動するか試しましたがダメでした。他社製のエンジンオイルを混合しているようです。

スパークプラグは燃料で濡れています。

エアーフィルターの詰まりを疑いましたが酷い詰まりはなく、清掃しましたがそれでもエンジンかからないです。

圧縮圧力を点検すると880Kpaでした。低いです。デコンプバルブを押さなくてもスターターを引いてもこの圧縮は低いです。

デコンプバルブを清掃してみます。

圧縮圧力を点検するといきなり1,250Kpaに上がりました。おかしいと思い再テストすると

920Kpaでした。これでも低いです。

マフラーを外すとしましたがスクリューが1本固着して外れないので諦めて元通りに組み立てて試しにエンジンかかるか試してみると

初爆あり、正常にエンジン始動しました。故障原因は圧縮圧力低下だったようです。マフラーは取り外すことができませんでしたがシリンダーの吸気側に縦傷があるはずです。圧縮圧力低下する主原因は他社製エンジンオイル使用による潤滑不良や始動性不良、カーボン堆積、はがれて研磨剤になりシリンダーに縦傷ができるからです。STIHL製品には必ず純正エンジンオイルHPスーパーまたはHPウルトラを使ってください。

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