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STIHL 041AV クラッチASSYを取り付けるとスプロケットと直結になる。謎解明

PLOW長岡店の柳です。北海道のお客様からお預かりしているSTIHL 041AVです。前回のクラッチを取り付けるとスプロケットと直結になる。という症状についてコメントを頂きました。もしかしたら問題解決できるかもしれないと思い、早速試してみます。

「ウォームギヤから出ているピンの長さが041AVの前期型と後期型で違う可能性あり」このピンを削ることでクラッチASSYを取り付けたときにスプロケットがフリーになるそうです。

そこでもう一台の041AV(胎内市のお客様の機体)のクラッチと比較してみると

ピンの長さは同じでした。

↑が北海道のお客様の041AV

↑が胎内市のお客様の041AV 若干ですが飛び出ているピンの長さが違います。

そこでピンの飛び出る長さが同じになるように少し削りましたがクラッチASSYを取り付けても変化なし、直結になってしまいます。

ここで冷静に考えて元々付いていたスプロケットとギヤの厚さが全然違うことに気づきました。そこで古いスプロケットと新品のクラッチASSYを取り付けてみるとスプロケットがフリーになりました。故障原因が特定できました。スプロケットギヤが厚過ぎてクランクシャフトのねじ山よりも外側にきてしまいクラッチASSYを取り付けるとスプロケットと直結になることが分かりました。

スプロケットギヤをディスクグラインダーで同じ厚さになるまで削りました。

新品のクラッチASSYを取り付けるとスプロケットと直結にならずフリーになりました。これで快適に作業できます。

ガイドバー、ソーチェーンを取り付けてエンジン始動、爆音と共に豪快に吹け上がります。

もうアイドリング回転数でソーチェーンが回りっぱなしになることはありません。北海道のI様大変お待たせいたしました。STIHL 041AV復活しました。

 

 

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