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トライアンフ Daytona675 エンジン始動不能診断

プラウカスタマーサポート小関です

今回はバイクの故障診断です

機種はトライアンフDaytona675、イギリスのオートバイです

水冷3気筒エンジンを搭載するマニアックなエンジンが特長

自動車で3気筒はアレですがバイクだと3気筒の振動とトルク感が凄く気持ちイイんです

2気筒派のコセキもトラの3気筒はありだと思います

で、症状は「始動不能」です

依頼主がタイヤ交換したら始動できなくなったそうな?

キーONでメーター照明は点灯しヘッドライトは点灯します

でも、インストルメントパネルには何も表示されません

フューエルポンプの駆動音も無し

電装系のチェックが必用ですね

タンク下の配線が集中する部分にスターターリレーがありそこに装着されている30Aリレーは問題なし

依頼主に聞くとフューズは全部点検したとの事

スターター関係の配線や電源リレーは問題なし

ヘッドライト系とECM系の回路絞り込みをするとやはりアラームユニットを経由する回路の動作に問題があります

ユニットを起動する電源回路を追っていくと原因発見!

なんとNo.4フューズが切れています(ターンシグナルとアラームユニット用)

え~、ヒューズは点検済みって言ってたよ・・・

当該ハーネスのチェックをしましたが問題無しです

バックステップのストップスイッチ配線やETCユニットをかまった形跡があったんでそれが原因の様ですね

電源取り出しの時にアクシデントがあったのかも

ヒューズを交換しキーをONにすると無事起動しました

パネル表示もポンプ駆動も復旧しました

タイヤ交換したらエンジンがかからなくなったって珍しいトラブルと思っていましたが

そんな分けありませんよね

故障に至るまでにはいつも色々な原因があるものです

ちなみにECMはケイヒン製

以前整備したHusqvarna TE310はミクニ製でした

作業完了です

 

 

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