REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。私の地元と同じ十日町市のお客様から持ち込みされたSTIHL MS441C-MVW　ハンドルヒーティング付きモデルです。アイドリングでエンストしたそうです。M-Tronic診断の依頼です。

運転データを見ると合計稼働時間10時間54分32秒

アイドリング回転数設定　59

フルスロットル設定　63

M-Tronic診断結果はすべて正常でした。

較正（工場出荷時の状態に初期か）しました。

アイドリング回転数設定　70

フルスロットル設定　77　に変わりました。今まで薄い空燃比でバランスをとっていたことが分かります。ということは

エアーフィルターが詰まり気味になると吸入する空気（酸素）が少なくなるのでECUが燃料を通常よりも薄くするように指示して薄い空燃比でバランスを取りますが燃焼温度が高くなり過ぎてエンジンが焼ける。過熱によりエンジン焼き付きの原因になり危険です。キャブレターを自動調整するためエアーフィルターを未清掃で使い続けるとエンジン焼き付きしたという故障事例があります。作業後はエアーフィルターを清掃、ソーチェーンの目立てを必ず行ってください。