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STIHL 026 エンジンかかるけど吹け上がりが悪い。故障診断

PLOW長岡店の柳です。{修理ブログ」を見た!という千葉県のお客様から送られてきたSTIHL 026Wハンドルヒーティング付きモデルです。

お客様の訴えは、1.エンジンかかるけど吹け上がりが悪い。2.マフラーから白煙と黒い液体が出る。3.燃料漏れする。4.エアーフィルター穴開きしている。です。

診断開始します。燃料タンクの中はキレイです。

ハンドルヒーティングスイッチはここについています。

チェンオイルと燃料を補給して正常にエンジン始動しましたがアイドリング回転数が低過ぎです。フルスロットルにすると10,000rpmしか回りません。キャブレター調整するとアイドリング回転数2,800rpm,フルスロットル14,000rpmまで回るようになりました。

気になるところ1.ハンドルモールディングが浮いています。正しく組み付けられていません。

燃料ホースの付け根から燃料漏れを確認しました。ホース交換で直りそうです。

黒い液体は濃過ぎる燃料です。プラグ穴から出てきました。STIHL純正エンジンオイルで混合した燃料を使い、キャブレターが正しく調整されれば黒い液体は出なくなります。アニュラバッファが切れてグラグラしています。

圧縮圧力点検すると1,150Kpaでした。正常です。久しぶりに見る数値です。

マフラーを外してピストンを点検するとキレイです。

シリンダー吸気側点検すると薄い縦傷があります。でもこれならかすり傷程度なので不具合箇所を修理すれば絶好調になりそうです。

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