REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店のRocky（柳）です。昨日持込されたSTIHL MS201C-Eです。昨年知り合いに貸し出ししてから使っていないそうです。使用頻度が少なくてキレイです。

燃料は他社製のエンジンオイル使用しているそうです。特に不具合はないので診断だけしてほしいという依頼です。

入っていた燃料でエンジン始動しました。アイドリング回転数3,100rpmで少し高めですが吹け上がりは正常です。

スパークプラグの焼け具合も正常な茶色です。

しかし圧縮圧力点検すると760Kpaしかありませんでした。MS200、MS201Cは900～1,000Kpaが正常値です。

マフラーを外してピストンを点検すると排気漏れしているようです。ピストンが変色しています。

シリンダーの吸気側に薄い縦傷があります。

軽度のエンジン焼き付きしています。体感できる不具合がなくてもシリンダーに縦傷があるので圧縮圧力が低下しているためパワーダウンしています。当店ではSTIHLチェンソーを販売する時は必ずSTIHL純正エンジンオイルで混合した燃料を使ってくださいと説明しています。またチェンソーを他人に貸して壊されてしまう事例もあります。大事なチェンソーは自分専用にしてください。