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ホンダEU9iGBエネポのオイルもれ 今年9台目
PLOWカスタマーサポート小関です
またまたエネポのオイル漏れ整備依頼です
つい先日今年8台目の作業をしましたがこれで9台目です
いつもの様に症状からオイル注入口からの漏洩と思われますがエンジン本体の可能性む含め分解診断します
機体内部の清掃を行う為にはエンジン本体を取り出す必要があります
慣れた作業なので無意識に体が動きます
サクサクっとエンジンを分離します
やはりオイル注入口以外からの漏れはありません
注入口から下に向けてオイルが滲みています
いつも思うんですがパッキンが接触する部分が凸凹デコボコです
*光ってる部分が高い所、くすんでいる部分が低い所かなりの高低差があります
この部分、機械加工がされておらず鋳造時のまま(バリ取りでなんか削ったような痕跡はありますが)
ホンダに念のため確認したところこれで漏れない設計なで凸凹デコボコでいいのだそうです
エンジン整備を30年以上やってきたコセキにとってはこれイヤですね~ホントに
オイルをシールするパッキンが平面でない部品と接触する構造は勘弁して欲しいと思います
これで漏れない構造と言われても・・・ね~
なのでオイルストーンで精密に研磨し凸凹デコボコをなくします
*この作業は不慣れな人が行うと取返しの付かない事になります
20分程かけて綺麗に仕上げました
ストレートエッジが当たる感触で平面性が分かります
後はひたすら復元するのみ
↑の部品はレギュレーターです
レギュレーターの六角スクリューで固定された楕円形の部分は不純物が溜まるトラップ
今回の機体は使用時間が短い為開けませんが定期的に分解清掃が必要な部分です
全て組み上がったらオイルを注入します
この時重要なのがオイル注入キャップの締付トルクです
毎回書きますがこのキャップは手で締めただけでは規定の締付トルクには足りません
*超剛腕な方なら大丈夫かもしれませんが
漏れないようしっかり締め付けてください
機体内部のオイル除去にはエンジン脱着などかなりの工数が発生し高額修理となります
オイル点検時のキャップ締め不足に注意して作業をお願いします
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