REPAIRBLOG修理ブログ

NEW STORE

毎月1日はプラウの日。お買い物でポイント5倍が貯まります。さらにLINE連携で3%OFFが実現!プラウ会員登録の詳しいご案内プラウ会員登録ページPLOW MEMBERS登録はこちらから

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

タナカ TCS2800S エンジンかからない故障診断①

PLOW長岡店の柳です。プラウのチェンソー修理ブログを見たという千葉県のお客様からタナカTCS2800Sが5台送られてきました。5台ともエンジンかからない症状です。

2サイクルエンジンオイルはHusqvarna純正LS+だそうです。工場内の燃料を補給してエンジンかかるか試しましたがかかりませんでした。

スパークプラグを点検します。カーボン付着はありませんでした。

スパークテスターで点火系統点検しました。正常です。

圧縮圧力を点検すると1,180Kpaでした。正常です。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷はありません。

シリンダーの排気口にカーボン付着があります。ピストンが若干燃焼ガスが漏れて黒ずんでいます。

シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷があります。圧縮圧力は正常な数値でしたが燃焼室内にカーボンが堆積して容積が小さくなったために圧縮が高くなったと考えられます。Husqvarna純正エンジンオイル使用しているそうなので混合比率が濃いかもしれません。

キャブレターを取り外して漏れテストをします。

テスト結果は正常でした。しかし燃料供給できないので分解清掃は必要です。

修理動画のご案内

「修理ブログ」を発展させた、高度な「修理動画」を”Youtube プラウチャンネル”で展開中です。ご自身で修理を行いたい、機械の内部構造を知りたいなど、多くのご要望に対し「修理動画」と言う形でお応えしたいと思います。
「修理動画」一覧ページはこちらから。