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ホンダ発電機EU9iGBエネポ 「オイル漏れ」

プラウカスタマーサポート小関です

今回はホンダガス発電機エネポEU9iGBの分解整備です

症状は「機体からオイルが滲み出る」です

確認するとフィラーキャップ部よりオイル滲みが起きています

キャップ部を洗浄して稼働テストを行うと漏れは発生していません

ブローバイホースをプライヤーで摘み、内圧を上げても出て来ません

多分、お客様がオイル点検時に漏らしてしまったのでしょう

オイルは注入口ギリギリまで入っているので点検時に機体を水平しないと流れ出ます

その他、エンジン始動後すぐにキャップを開けると温度上昇したオイルが膨張し油面が上がっています

その状態でキャップを開けても流出します

点検は冷えている時に行いましょう

早速清掃作業

この作業は約3時間程かかります

エンジンを降ろして機体カバーを洗浄

強制空冷なのでファンカバー内部も清掃が必要です

外装を順番に取り外して行きます

エンジン部と背面カバーを分離した所

カバー底部にはオイルが大量に流出しています

洗油で洗浄しケミカルで完全脱脂します

エンジンを覆っている金属カバーを取外します

フィラーキャップ部よりカバー裏面を伝いオイルが流れています

クランクケース接合面やオイルレベルゲージからの漏洩はありませんね

黒い四角いのがオイルレベルゲージ

エンジンの一番下にボルト固定されています

オイル量が規定位置まで減少するとエンジンを停止するシステムです

完全洗浄後機体を復元していきます

エンジン部と機体カバーを合体

エンジンオイルを入れてカセットボンベを装着

1時間程運転しオイル漏れが発生しないかテストを行い問題無い事を確認

作業は完了です

フィラーキャップは定期的な増し締めも必要です

ゴムパッキンも経年劣化するので長期間保管したままの場合は要確認

数年ぶりに見たらオイル漏れてたなんて事にならない様に日頃から点検して下さい

 

 

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