毎月1日はプラウの日。お買い物でポイント5倍が貯まります。さらにLINE連携で3%OFFが実現!PLOW MEMBERS登録はこちらから
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
ホンダ発電機EU9i エンジン不調診断
ホンダインバータ発電機EU9iの故障診断です
大阪府摂津市より送っていただきました
症状は「エンジン不調、負荷がかかるとバタバタします」
地元の修理店でインバータユニット不良と診断されたそうです
いつものセカンドオピニオン
到着後梱包を開けるとガシガシ使い込まれてるのが分かります
粉じんがいたるところにこびり付いてますね~
早速症状を確認すろとおっしゃる通り
①オイル量、スパークプラグ火花、圧縮圧力は正常
②始動性は良好
③無負荷運転は安定して回り続ける
④電気負荷を接続すると「バババッ、バババッ、ババババ」っ絶不調
⑤空燃比が濃すぎる様なのでチョークを少しかけるとエンスト
完全に過濃混合比ですね
ベントチューブの取り回しを疑いましたがぱっと見正しい配管
でも、↑の写真に原因が隠れてます
EU9iのエアクリーナ空気取り入れ口は↑の矢印の部分
小さい穴が開いていてここから燃焼に必要な空気を取り入れます
で、今回の故障原因ですが…
H31・4/20オイル交換済とテプラで作ったラベルが貼ってありますね
剥がれ掛けてヒラヒラしてます
ラベルとエアクリーナ吸入口の関係です↑
そうです、このラベルがエンジン不調の原因
無負荷時はスロットル開度が小さく吸入空気量が僅かなので不具合は出ませんが、電気負荷を接続すると吸入空気量が大きくなりラベルが吸い寄せられます
こんな感じで「ピタっ」と吸入口がふさがれちゃいます
試しにラベルを剥ぐと全く問題なく回転し続けました
完全な自爆ですね
インバータユニットは無実でしたよ
修理動画のご案内
「修理ブログ」を発展させた、高度な「修理動画」を”Youtube プラウチャンネル”で展開中です。ご自身で修理を行いたい、機械の内部構造を知りたいなど、多くのご要望に対し「修理動画」と言う形でお応えしたいと思います。
◎「修理動画」一覧ページはこちらから。