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ホンダ発電機EX6 点検整備
ホンダ発電機の整備を2台同時に送っていただきました
インバータ発電機EU16iとサイクロコンバータ発電機EX6
手前がEU16iで奥がEX6
EX6の外寸はインバータ発電機EU9iと同じですね
EX6の特徴はずばり「インバータ発電機」ではなく「サイクロコンバータ発電機」である事です
インバータ発電機は発電した交流をいったん直流に変換し再度交流に再変換する仕組みで異なる周波数に切り替える事が可能です
一度直流に変換してから交流に再変換するので最初の交流電流の外的要因で発生する乱れの影響を受けません
綺麗な交流を供給でき精密機器の電源として使用できるのが特徴
じゃー、EX6のサイクロコンバータとは何ぞや???
ほんとにインバータ式より出てくる電気は綺麗じゃないの??って思いますよね
サイクロコンバータは発電した交流を直接別の周波数の交流に再変換できるシステムなんです
周波数切替が出来るってメリットはインバータ式と同じですが出てくる電気が綺麗かどうかって所に違いがあります
交流を直接違う周波数の交流に変換するので元の交流が乱れると出てくる電気の品質が劣化するんですね
インバータ発電機のキャブレターは電子制御でスロットルモータを駆動し回転制御をしています
しか~し、EX6の回転制御はアナログな遠心ガバナー制御
なのでメンテナンスカバーをはぐると回転数調整用のスクリューがあります
定期点検時には必ずタコメーターで測定し再調整が必要ですね
遠心式ガバナー制御なので高負荷運転時に回転が不安定になりやすいのもマイナスポイント
なんでインバータ式にしないかってのは「安く作れるから」ですね
じゃー、インバータ式と比べて出てくる電気は良くないの?
って疑問に答えて実際にオシロスコープで測定してみました
測定した機体は最初の写真の2台です
↑の波形はインバータ式EU16iの波形
とても綺麗な波形です
*ちょっとギザギザして見えるのはコセキ所有のオシロスコープ液晶が低解像度だからです、最近の機種はすごく綺麗な液晶になってるそうです
で、↑がサイクロコンバータEX6の波形
ん~~、微妙ですね~
思ったより綺麗って言われればそんな気もしますが
明らかにインバータ式の波形とは違いますよね~
EVR式のギザギザバリバリした波形と比べれば綺麗ですがインバータの波形を見た後だとちょっとアレです
この波形が精密機器の作動にどれ程影響するかは未知数ですが、パソコンや計測機器の電源にはインバータを使いたいですね
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