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STIHL MS201 整備

STIHLチェンソーMS201のエンジン不調修理です

ご用命は「使ってるとエンジンが止まりそうになるときがある」

燃料タンクキャップを外すと調子が戻るそうです

この現象はタンク内圧力の低下が原因と思われます

早速診断していきます

作業前にサークルチェック、エアクリーナーや燃料ホースなどの基本部分をチェックし問題ないか確認してから作業に入ります

基本的な事ですが、スパークプラグの点検は大切です

エンジンの状態や燃料の状態などを記録しています

今回のプラグは燃焼生成物が結晶状に堆積しています、基本はプラグ交換です

この燃焼生成物が剥がれ、シリンダーやピストンを傷つけます

↑これはタンクベント0000 350 5802

燃料タンク内のガソリンが消費されるとタンクが負圧になります、そのままだとキャブレターに内蔵されたポンプが燃料を吸引できなくなる為この部品が付いてます

タンクベントは一方通行弁、タンク内が負圧になりそうになると外気をタンクに通します

逆にタンク内の燃料は外に出ないようにします

↑はベントをとりはずしたキャブレター室、キャブレター左脇の穴に取り付けてあり、タンクへ通じるホースが接続されています

今回の作業ではキャブレターも分解点検と内部清掃を行いました

内部に腐食などはなく比較的綺麗、スクリーンの清掃と調整をしました

点検で必ず行うのが冷却経路の清掃、リコイルユニットを取り外し木くずやゴミを除去します

ここが汚れるとオーバーヒートの原因になります

最後に試運転(実際に木をきり負荷をかけます)をして完了です

MS201のタンクベントの空気取り入れ口はキャブレター室側ではなく、外に向けて取り付けて有る為汚れが詰まるリスクがあります

定期的に清掃したいですね

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